Windows8が出ましたね。
まだXPを使っている人も多く、Windows7もまだ買っていないけれど、
Windows8がでて選択肢が多くなり迷っている人も多いでしょう。
アップグレードするのにもお金がかかるし、PCのスペックも心配だ。
新しいのを買うのにもお金がかかって中々踏ん切りがつかない。
Macにするにしても、アレは全部買い換えないといけないし・・・
そんなあなたにLinuxをおすすめします。
僕も、三ヶ月前にWindowsから変えたばかりだけれども、もうWindowsには戻れません。
デスクトップ用途として使ったことがあるのはUbuntuだけなので、Ubuntuベースでの紹介になるけれど
迷える現Windowsユーザーのために紹介をします。
Linuxはタダ!タダ!タダ!OSなのにタダ!
Windowsはいくら?数万円くらい?
Windows8はDSP版で1万弱くらいかな?
8はOSとしては安いけれど、Linuxは驚愕の0円。
厳密には0円じゃないものもある。
企業向けのディストリビューションなどには有償なものもあるけれど、
ほとんどのものは無料です。
開発がボランティアで行われ、ソースコードは自由に改変し配布することができるからです。
さらに改変したソースコードは公開しなければならないので、Windowsのようにソースコードを秘密にして売るという事はできない。
だいたい有償なものはサポートとかセミナーとかで稼いでいて、サポート無しならば無償のOSを使えばいいのです。
CentOSはRHELの商標部分だけを取り除いた無償のディストリビューション。
そういう選択肢があるのも魅力だね。
だから、金がなかったらLinux!
ちなみにディストリビューションというのはLinuxを各団体が独自に改変して、配布しているパッケージのこと。
Linuxは一つじゃなくて、様々な種類がある。
ザクにデザートザク、ザク高機動型、マリンザクがあるように、
Linuxも用途に合わせて様々なバリエーションがあるんだ。
超軽い!5年前のPCでもストレスレス
Linuxは軽い。
いや、Windowsが肥大化しているだけかもしれない。
Windowsはしばらく使っていると重くなるし、OSが使用しているディスク容量も増大してくる。
バージョンを重ねるごとに高スペックを要求される。
Windowsは複雑になりすぎて、かつ過去のバージョンとの互換もかなり保証しているので
OS自体が肥大化している。
Linuxは軽い。
デスクトップ用途で使っても、その軽さは目を見張るべきものがある。
起動ボタンを押してから、1分以内にブラウザを立ち上げるという事はWindowsには不可能でしょう。
もっとかるいディストリビューションにすればもっと早くできるし、SSDなんかにした日にはパソコンという事も忘れてしまうかもしれない。
最近はUbuntuもマシンパワーを求めているようで、12.10だと若干重く感じることもある。
そういうときはデスクトップ環境を変えたり、ディストリビューションを変えちゃえばいい。
選択肢の広さがLinuxだね。
Linuxはデスクトップに不向きなんかじゃない!
Linuxはサーバー用途だから、デスクトップには不向きだと思っている人がいるとおもうけれども、
それは昔の話。
今はfedoraとかubuntuとかデスクトップ用途で使えるディストリビューションが多くあって、
Flashももちろん見れるし、OpenGL(オープンソースの3Dレンダリング)によってデスクトップもクルクル動かせることもできる。
それに自由にカスタマイズができることが強み!
デスクトップのUIも自由に選べるので自分にあった操作法に近いものを選べばいい。
ブラウザだってChromeやFireFoxが使える。
IEはないけれど、IEはwindowsユーザーだって使ってないよね。
DropBoxだってある。
Evernoteは無いけれど、Chromeアプリで使えばいい。
イラレ?フォトショ?
InkScapeとGIMPという強力なオープンソースソフトウェアがある!
有償ソフトにも引けを取らない超高性能アプリだ。
使用ユーザーも多いので、ググれば使い方もたくさん乗っている。
DVDだって見れる!
Linuxはサーバー向けじゃない。
すでにデスクトップ向けにも市民権を得ているし、
スマホやタブレット向けにもAndroidとして市民権を得ている。
そう、AndroidはLinuxベースのOSなんだ。
パッケージ管理システムは素晴らしい
Linuxにはパッケージ管理システムというものがある。
Windowsではソフトウェアをダウンロードするときはグーグル先生に頼んでどこぞのサイトを探して
ダウンロードするね。
でもバージョンアップしてもわからなかったりすることが多く、そのままにしている場合もあるでしょ王。
パッケージ管理システムならそんな問題はない。
GooglePlayみたいなもん。
Ubuntuだとapt
CentOSだとyumなどを使う。
欲しいパッケージを探して、そこからパッケージを取得する。
依存関係などをそのツールが調べてくれるので、僕らは何もしなくていい。
それにアップデートもしてくれるから脆弱性をそのままにしておくことも少なくなる。
Ubuntuならソフトウェアセンターというものもあるので、そこでソフトウェアをグラフィカルに探すこともできる。
Windowsと違って探しまわることもしなくていいし、独自にアップデートをしなくてもいい。
メインマシンとして充分使える
上で書いている通り、デスクトップマシンとして充分すぎるくらいに使える。
Windowsを捨てても不便はない!。
特にネットでyoutubeをするくらいの人ならばこれで充分。
開発環境も揃っているのでプログラミングをしたい人にもうってつけ(.NetはWindowsが必要だけど…)
Linuxをデュアルブートや仮想OSとして使っている人がいるけれど、それでは魅力は10%も伝わらない。
結局、マシンすべての力を使えるわけではないし、
OSが2つあったとしたらどっちかに偏って使ってしまう。
だったら思い切って金がかかる方を切ってしまえばいいさぁ。
唯一の弱点はWindowsではないこと…
これは結構でかい。世界の90%以上のPCがWindowsなのだからね。
IT世界はWindows中心になってしまう。
Wineというソフトウェアを使えばLinux上でもWindowsアプリを起動することができる。
だが完全ではない。
MS Officeはないけれど、LibreOfficeというソフトがある。
これはエクセルやワードとも互換があるぞ。
完全ではないけれどね。
最も深刻なのはDMMが見れないことだ。
とくにWMV版を買った人はLinuxで見ることをあきらめなければならない。
あれはDRMという保護がかかっているけれど、Linuxでは見ることができない。
僕はせっかく買ったのに見れなくなってしまったのだ!!
ハードウェア関連もWindows中心の世界だから、
最新のハードウェアだとLinuxは認識してくれないかも…
Ubuntuはかなりのハードウェアを認識してくれるらしく、僕が持っている無線マウスやキーボード、無線LANアダプタ
ブルートゥースアダプタ、エプソンのプリンタなどなどは問題なく認識された。
しかもディストリビューションにもともと備わっているので、Windowsによくあるドライバのインストールなどは不要で
そのままぶっ刺せば読み込んでくれることが多い。
プリンタはLinux用ドライバを入れたようなきがする。
あとグラボ関係は相性があって難しい。
とくにnvidia製は難しい。
ここは仕様を公表していないため、nvidiaが独自に作ったLinuxドライバを入れることになるんだけれど
不安定なことがある。
オープンソースのドライバもあるんだけれども、やはり仕様が非公開なため難しく不安定。
最近は安定したらしいけれど、ウチのマシンではダメだった。
そこは面倒臭いが、それも楽しみの一つと思って甘受してください。
選択肢はたくさんあって、デスクトップ環境を変えたりすれば何とかなることもあるので、
そこは我慢です。
Linuxが入っているPCが売っていない。
自作かBTOでパソコンを買って自分でインストールしなければいけない。
インストールはubuntuなどは物凄く簡単で早い。
誰だってできるから問題はなないだろう。
それでも苦じゃないと感じたら
でも、これらのデメリットを見てもそれほどとは思えなければ
Linuxに変えてしまえばいい。
自由にUIを変えられるし、軽い、シェルも高機能で何でもできる。
そして何よりも新鮮だ。はじめてパソコンを触った時と同じ新鮮さを再び味わえる。