今年もクールビズの季節がきた。
10年くらい前まではクールビズがなくて、夏場でもスーツ、ネクタイ着用でサラリーマンは大変苦労したんだろうな。
薄地のスーツなどで涼しくはなってるのだろうが、夏場に上着なんて本当に正気の沙汰とは思えない。
そもそも、高温多湿の日本においてスーツは不適切な服装だと思う。
日本人のビジネスマンがスーツを着るようになって何十年かはわからないが、
クールビズなどの軽装の運動がここ数年で出てきたことは遅すぎるくらいだ。
省エネルックという半袖の背広を着るという運動があったが、そもそも上着を脱げとなぜ誰も言わなかったのだろう。
だが、その時代では誰も言えなかったのかもしれないな。服装の乱れが風紀の乱れのような価値観が学校教育者を中心に当時の大人がそうおもっていたのだから。
なぜクールビズの期限がある?
ここ数年、昔のような窮屈さは若干緩和されているものの、まだまだ疑問に思うことがある。
なぜ、クールビズの期限が決まっているのだ?
暑い寒いは生物的な問題だし、4月の時点で真夏日を超えるような日だってあるだろう。
まだクールビズ期間が着ていないからと、杓子定規に涼しいい服にできないというのは意味がわからない。
ホテルマンやテーマパークのスタッフなど服装に統一感をもたせ従業員の見え方自体が景観の一種である職業ならば、一律に変更といいうことは必要だろうが、
単なる営業や、会社の外に出ないスタッフ社員やプログラマなどはそもそも服装が自由であっても不都合はないのではないか?
少なくともネクタイをするしないくらいの自由はあってもいいだろう。
日本を問わず海外でもTPOに応じたドレスコードというものはあるが、
その存在意義は全体の見え方の統一感を壊してはならないというホテルマンのようなことが求められているからではないか?
夏季に限ってカジュアルな格好を許すのであれば、それは夏以外でも同じレベルのカジュアルさでも良いという事ではないか?
ならば冬期も夏季と同じようにノーネクタイでも全く構わないだろう。
クールビズが省エネを大義名分にして成り立っていることから、冬にノーネクタイ運動はおそらく成就しないとは思うが
官製の運動ではなく民間から「クールビズでノーネクタイなら、冬もネクタイするしないは自由でよくね?」という認識が広がってほしい。