Linux Mint 15がリリースされたので、VirtualBoxにインストールをしてみた。
元々15が出たらUbuntu 12.10から転向しようと思っていたけれど、先日LMDE(Linux Mint Debian Edition) をインストールしてしまった。
LMDEはやはりDebianベースという事で、UbuntuベースのMint 15とは違うのだろうなと思って僕が使うアプリのバージョンなどを簡単に比較をしてみた。
なお、リリースノートに書いてあるMATEとCinnamonのバージョンは抜かしてある。
LDME | Mint 15 | Ubuntu(Xubuntu) 13.04 | |
Choromium | 22.0 | 25.0 | 25.0 |
FireFox | 21.0 | 21.0 | 21.0 |
LbreOffice | 3.5.4.2 | 4.0.2.2 | 4.0.2.2 |
Linuxカーネル | 3.2.0-4-486 | 3.8.0-19-generic | 3.8.0-19-generic |
GIMP | 2.8.2-1 | 2.8.4-1ubuntu1 | 2.8.4-1ubuntu1 |
inkscape | 0.48.3.1-1.1 | 0.48.4-0.1ubuntu2 | 0.48.4-0.1ubuntu2 |
VLC | 2.0.3-3 | 2.0.6-1 | 2.0.6-1 |
JD 2chブラウザ | 2.8.5beta | 2.8.5 | 2.8.5 |
GCC | 4.7.2 | 4.7.3 | 4.7.3 |
フォント | カクカクしてて、雑 | 洗練されている | 洗練されている |
日本語変換 | ibusは最初からない | ibusは最初からない | はじめからibusあり |
日本語について | 翻訳が弱い | 整っている | 整っている |
全体的に、LMDEはアプリのバージョンが古い。
特にChromiumは、22という事で3も差が開いている。
LMDEのChromiumでFlashが見れなかったことも、そこら辺に原因があるのだろう。
LMDEではChromiumをaptでインストールすると、言語パックは一緒にインストールされなかった。後からインストールすることで翻訳されるようになった。
一方MintやUbuntuは一緒にインストールされるので、はじめから日本語に翻訳されているものが使える。
LMDEは日本語に弱い。
翻訳が追いついていないところや、直訳をして日本語として不自然なものなどがある。
LMDEは、Mintに比べてアプリのバージョンなどが遅く最新のものを使いたい人には不向きではある。
特別な理由がない限りはLMDEを使うメリットはない。
LMDEを使うことのメリットは、やはり軽さだろう。
Ubuntuを使っていて重いと感じる人はLMDEを試してみるのもいいかもしれない。