人に失礼という感覚がよくわからない。
人を馬鹿にするとか、悪意を持って接するとかそのような明らかに気分を害するものではなく、
お酌をするときはラベルを上にするとか、メールの宛先の順番は役職の降順とか、上司より先に帰宅してはならないとか、そのようななんであるのかわからないマナーの類のこと。
ソレを省いても特に生活に支障がなく、無ければ無いで誰も気にしない。
にもかかわらず誰もがそういうマナーだからということで掟を守り、
ソレに従わない人に失礼だと感じてしまうという、形式に縛られているよく変わらないマナーたちは沢山ある。
映画館で携帯電話を使用することや歩きタバコをすることなどが、他の人の不利益になるという事は明白だ。
だからこれらマナーは意味がある。
だが、上座下座やビールのお酌の方法、メールの時候の挨拶には意味があるとは思えない。
かつては意味があったのかもしれないが、形骸化している。
無ければ無いで問題ないだろうし、そのことによって気分も軽くなるだろうから、積極的に形骸化したマナーは撤廃していきたい。
あったらあったでもいいけれども、
お嬢様が『ごきげんよう』というようなちょっとハイソなイメージを出す道具として存在していけばいいことで、
意味のないルールを強制するような風潮はなくしていきたい。