というのが今日はてブのトップに来ていた。
釣りなんだとは思うけれど、一応マジレスをしたくなったので書こう。
とおもったんだけれども、僕が言いたいことを言ってくれている人がいた…
http://anond.hatelabo.jp/20130815101555
会社での仕事というのは、その会社内でしか通用しないような仕事というのが多い。
とくに管理する側になればなるほど会社を回すための仕事が多くなってくる。
管理する側ではない下っ端でも、偏ったことばかりやらされたり同業他社と比べても特殊なことをやっていたりと
必ずしも他の会社で通用するようなスキルが身につくというわけではない。
そういう経験によるものはスキルとは言わずノウハウという。
ノウハウは体系化したり標準化しなければ他の会社で使えるものにならない。
スキルというのは経験だけでなく理論や学問によって裏付けられた普遍的な知識と技術のことで、
それは長時間ひとつの仕事をやったとしても身に付きにくい。
仕事を長時間一生懸命やったらノウハウや会社内での評価は上がるだろうが、
今後どのように生きていくかを考えると、必ずしもプラスにはならないのではないか?
会社がずっと存続するわけではないし、新しいことを始めようと思ってもリスクが増えてしまう。
うちの会社にも長時間労働を厭わないバリバリ労働者がいるんだが、
その人は結構信頼されていて色々な仕事を同時にやっていて、そういう直向きな姿勢というのは素晴らしいと思うのだけれども、
今の技術とかの知識は少なかったりする。
ドッグイヤーと言われるこのIT業界で、経営陣も今後のSIerについて我々にビジョンを見せてくるのだけれども
ビッグデータとかソーシャルとかクラウドとか、まあバズワード止まりなことが多い。
こういう人たちは経営層の話はよく聞いて、この新しいバズワードについて理解はしているけれども、同業他社の動向とか業界の最新技術など会社外から得られる情報については疎い。それもそのはず、勉強する時間がないから。
時間というのは有限だ。何に時間を割くかが重要だ。
若い時の時間のほとんどを会社の仕事に費やしても、ノウハウは増えるかもしれないが普遍的なスキルは得難い。
さっさと定時で帰って、資格の勉強や趣味などをして視野を広げなければ特定の会社だけでしか通用しない人間になる。
ひとつの会社でしか通用しない仕事のみできる人間は必ずしも仕事ができる人間とは言えない。