情弱とインターネット

情弱というと、漠然とIT系知識が乏しい人という意味で使われるが、
今回はもっと限定して「パソコンやスマホ、ネットなど使う必要に迫られているのにも関わらず、能動的に調べようとしない人」にフォーカスをしてみる。

ネット嫌いとかパソコンを持つ必要がないということで、IT系知識が乏しい人というのは、単に環境が違うだけの問題だ。
ネットワークの深い設定やプログラミング系のことを知らないというだけで情弱とされることもあるが、それは用途が違うだけで情弱とは言い切れない。

つまり、自分がしなければならないのに人任せにしてしまう人のことをここでは情弱という事にする。

この手の人、パソコンやIT系に限らず居ると思うけれど、本当に多い。
親戚にもいるし、家の親なんかもそれに当たる。

ブルーレイレコーダーを買ってきた時は、説明書も読まずに「わからないからやって!」というふうにくる。
何度もファイルやフォルダの意味を教えても、覚えようとはしない。
ウィンドウの仕組みがわからず、最前面のウィンドウに隠されると画面が消えた思うのだが、ソレを何度しえても繰り返す。

この手の人は何度教えても、初心者の館のチュートリアル並の説明を繰り返させる。
本当に何なんだ。

この手の情弱な人は
「難しいし」
「若くないし」
「才能がないんだよ」
「理系じゃないし」
などと次のステップに進まないことを言い訳してくる。

これらの人はIT系に限らず勉強や、暮らしの中で起きる法律の知識が必要な事案などにおいても積極性が無い場合が多い。

「私馬鹿だし」
「才能ないし」
「エリートとは違うんだよ」
などなど、環境や自身の才能のせいにすることが多いが、
PCの操作法や、高校程度の勉強、一般人が暮らしに必要な法律のことなどそんな才能などに左右されるわけではない。

この手の情弱な人は、生来ある性質や環境を言い訳にして今一歩進むことを拒否してしまっている。
苦手意識があるとかではない、怠惰というのとは違う。
「この分野は自分がすることではない」という思いがあるのかもしれない。

そういう人でも、自分が好きなことには結構心血を注いて努力をしたりするのだろうけれど
振り幅が極端というのか、自分が不必要と思ったことには無頓着で、
さらに人にやってもらえればいいくらいに思っているところがある。
何が必要かどうすればいいかという考えることをやめてしまっている。

だが、社会というのは知らないほうが悪いスタンスでできていて、
税金やら何やらで知らなければ済まないことはたくさんある。

インターネットも知らない人にはシビアにできていて
知らないと取り返しのつかないことになる。
ウィルス、個人情報流出、不正送金、詐欺…
インターネットには人生を台無しにする悪意に満ち溢れている。
アナウンスは何度もされてはいるが、手取り足取り守ってくれるわけではないし、能動的に行動しなければ防ぐことは難しい。

僕らは横断歩道を渡るときに、青ならば進み、赤ならば止まるという事を知っているが、
それらは別に交通のプロとか横断歩道の才能があるから知っているわけではなく、生活の知識として知っているわけでしょう。
そして、それらを知らなければ事故により自分を傷つけることになるだろう。

インターネットも道を利用するのと同じで、そういう決まりを知っていなければならない。
そして、それらは当然才能とか関係なく簡単に習得できるはずのものだ。

自分が必要ではないと思っているかもしれないが、スマホを持ったからには
交通ルールを守るのと同じようにネットのことを知らなければならない。

とりあえずネットのセキュリティとか危険性とかをグーグルから検索することからはじめましょうか。

スポンサードリンク

関連コンテンツ