クッキーそんなに作ってどうすんの?

クッキーババアこと、クッキークリッカーの虜になって
無駄にクッキーを増やしている。

クッキークリッカーとはこの三連休に彗星の如く現れたブラウザゲー
クッキーのアイコンをクリックするとクッキー一枚焼ける。
何回もクリックすればクッキーがたまるのだけれども、クッキーを元手にお婆さんを増やしたりクッキー畑やクッキープラントなどを購入して、クッキー製造を自動化できる。

ある程度設備が整うと一秒間に何十枚、何百枚とクッキーが自動製造されるので
初期の頃のようにクッキーをクリックすることもなくなる。

目的は特になし。
クッキー作ってクッキー元手にクッキーを沢山作れる状態にするだけのゲーム

「クッキーそんなに作って何するの?」

と夢中になっていた僕を見ていった。

目的は無い。ただクッキーを増やすだけ。
クッキーを増やすためだけにクッキーを右から左に流している。

これって会社そのものだなぁと思った。

物売ってお金増やして設備増やしてもっと物を作る。
目的は株主のためとか、社員のためとか、創業者のためとか色々あるけれど
上記の目的に反して粉飾決済とか、リストラとか、会社自体の売却などをすることもある。
でも、金を儲けるのは変わることのない目的で在り続ける。

金を儲けるというのは、給与を増やすとか設備を増やすとかの手段でありつつも
最終的な目的である。

クッキーを焼くのはクッキーを増やすための手段でありつつ、クッキーを増やすことは最終的な目的であるクッキクリッカーと会社は似ている。

世の中の多くの仕事は仕事のための仕事というか、賽の河原の石ころ積みみたいなただ状態を変化させているだけのものだとおもう。

でもクッキー多くてもあまり意味はないけれど、でも数値が上がっていくのを見ているととっても楽しい。
数値が増えていく快楽というのは人間の根本的なものなのかもしれない。
それが直接の利益にならなくとも。

経済が回るというのは意味がないけれども増えると楽しいという欲求があるから成り立っているのだろう。

 

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