革マルも中核もまだまだ現役で生きている

 

革マル系女子学生を逮捕 偽名で航空機に搭乗:社会:スポーツ報知

この記事のはてブコメントでは、「革マルまだあったのか!」というようなコメントが結構あったが、
まだまだ彼らは現役だ。

中核は今回の参院選で某元芸能人候補のおかげで消息が知れたけれども、そのライバル革マルだって生きてるよ。

革マルの活動拠点にされている大学の日常

僕は6年前に都内の大学の文学部を卒業した。
今でこそIT系のブログやっているけれど、バリバリの文学青年だった。

その頃でも我が大学では革マルは元気だった。

21世紀だよ。
2000年代だよ。

それでも彼らはノスタルジックな雰囲気を醸し出しながらビラ配りなどをしていた。

彼らは自治会と称して各種政治活動を行っている。
ビラ配りの他に、学内でのデモ、新しい学生の勧誘。
無視していれば特に問題はないのだけれども、哲学についての勉強サークルなどに騙されて参加してしまうと大変だ。

僕と同じく哲学科に在籍していた血気盛んな友人は論破しようと試みたが、議論にならない。
のらりくらりと論点をずらしながら彼らの思想の話に結局戻ってしまう。

誤謬や詭弁についての前提知識があれば逃げることは簡単なのだろうが、高校卒業したての若い理想家だったらばうっかり信じきってしまうかもしれない。

だから多くのノンポリ学生は活動家学生を避けるようにして過ごしている。
入学して一年経つ頃には嗅覚も研ぎ澄まされて、革マル学生を見分けられるようになる。

最初の関門・入学式

入学式は自治会にとって参加者を手に入れる最も重要なイベントだ。
学問に飢えている新入学生を高校では得られなかったような知的討論を餌にサークルに誘い込む。

はじめは思想的なことは話さない。
受験はどの教科を選択したのか?とかから入る。

大体、歴史か政経なのでその話に入っていって
戦争についてはどう思うか?などの話にスライドしていく。

勘のいい新入学生はココらへんで逃げようとする。
だが絵画商法のように中々解放してくれない。
革マル派の重要拠点は解放社という会社なのに、新入学生は中々解放してくれないのだ。

半ば強引に逃げるがいい。
学内では大きなことはできないので、少しぐらい強引に逃げるほうがいい。
テニスサークルとかリア充向けのサークルの人と話す時間がなくなってしまう。
入学式の時間は重要だから、とにかく変だと思ったら強引に逃げる。
大学は広いから高校のように顔を覚えられることなんて無いからね。

左翼的な学祭

自治会ということで彼らは学生が主催するようなところにはかなり出てくる。

今でこそまあまあ普通の学祭になったみたいだけれども、2001年ごろの学祭のポスターをみたところ
『忍び寄るナショナリズムを打破しよう!!』みたいなスローガンだった。

ここでも左翼界の重鎮的な人を招いて講演会をやったりしていたみたいだけれども、最近はちょっとなりを潜めているみたいだ。

大学当局との対立

大学の自治などを盾に一方的に大学当局で禁止にできないところがあるみたいだけれども、
大学は建物を新しくしてポスターはサークル棟の限られたところにしか貼れなくしたり、
学生課の許可を得ないとポスターを貼れないようにしたり、
新キャンパスにはノンポリのサークルなどを移転して、革マル派サークルは古いキャンパスに隔離するなどの対策をしているみたいだ。
また入学したての学生に直ぐに新興宗教や過激派の勧誘は善良なサークルを装うから注意をするように言って聞かせているようだ。

功を奏したかどうかはわからないけれど、キャンパスが変わって本校の方に通うようになってからは自治会を見る機会は減った。

2000年ごろが激しかったらしい

僕が入学した頃には結構おとなしかったけれども、2000年頃は激しかったらしい。
大きな殺人事件も起こったらしい。

またうちの大学はかなりの保守系だし、教授にも多くの保守系論客がいる。
というわけで学生も保守や右翼も多い。

というわけで学内でかなりの対立があったらしい。
内ゲバなんかじゃない。本当に異教徒同士の戦いだ。

保守系教授の講義に乱入する革マル学生を、保守系教授取り巻き学生がひと悶着とか…
先輩から聞いた話なので真偽はわからないが、これが2000年ごろに行われていたのだから昭和はまだまだ続いている感じだ。

革マル学生たち

彼らを見ると結構老けている。
卒業後遊びに行った時にもまだ学内に居た人がいる。

彼らはただの学生じゃない。
学生の身分を利用して拠点を守ることが仕事なので、プロ学生ってわけだ。

教授に聞いてみるとやはり何年も同じ顔を見るそうだ。

大学は8年以上在籍すると自動的に除籍になるが、
9年目には再び入学をするということをきいた。
それが可能なのかわからないが、もしかしたら別の大学の人とローテーションとかもしているのかもしれない。

 

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