ドン・キホーテに行くとブランドが沢山ある。
ヴィトンにDiorにD&G、プラダ、Coachとかもあるのか?
実際にまじまじと見たわけではないのでどんなラインナップか詳しく知らないのだけれども、ヴィトンを求めるちょっとチープな若者はもうよく見る風景になってしまった。
一点豪華主義なのだろうか、服装などは安っぽいのに財布だけ豪華そうなブランド物(しかもこれみよがしにロゴの主張が激しい物)を使う。
本人たちの心理は、豪華なものでステータスを上に見せたいという思いがあるのだろう。
でも、残念ながらそういう人たちがこぞって所有をしたために豪華さの価値というのは相対的に下がっていった。
これは貨幣の価値と同じだね。
みんながドルが安いと思うと、安いことが良いと思って買いに走る。
するとみんなが買うので高くなって安いという良さは失われる。
ヴィトンにしてもD&Gにしても、それを持つことで豪華さが得られると思ってみんな買う。
するとみんなが同じようなかっこをしだして、豪華さのプライオリティは失われていく。
若干所有者の豪華さは上がったかも知れないが、ブランドの持つイメージも相対的に下がっていく。
自分たちがブランド品により良い影響を受けようと思っていても、自分たちが所有することによってブランド品自体にも影響を与えているのだ。
日本において、ヴィトンやD&Gを持っている人はどことなくチープな感じを抱くようになっていると僕は思うがそれについて賛同する人は多いと思う。
例えばキモオタ系がこぞってポールスミスのスーツを着るような自体になったとしたら、キモオタのかっこよさは若干上がるかと思うが、ポールスミス自体の印象はグンとさがるだろう。
あの格好で萌え系紙袋や謎のバンダナなどをしていれば、第三者にはポールスミスはキモオタと共に印象に残ることになる。
アイテムによって第三者の目は良くなることはあるかもしれないが、アイテムの所有者の属性によってアイテム自体の価値が下がる事のほうが多い。
他の着こなしもバッチリ、バランスもOK、ブランドに頼ろうとしないセンスを持っている人がヴィトンやD&Gを持てば相乗効果で人もアイテムもよく見えるだろう。
つまり一点物で好印象を与えるのは難しい。
体全体を統一した印象で演出しなければ、なんの効果も得られない。