Linuxの楽園に至るために克服すべきWindowsへの強い拘り

そろそろXPが終わる。また、7もメインストリームサポートが終わる。そして8.1は不評だ。
マシンを変えたいけれどお金はかけたくないのでLinuxのこと気になっている層が増えてきたと思う。

だが、Linuxユーザーになろうとしている人たちでも、デュアルブートだと仮想マシンだのでWindowsとの縁を切らないでやり過ごそうとしている人がいる。
だが、それではLinuxユーザーになったとは言えない。
Linuxを使ってみようと思ってWindowsのVirtualBoxか何かにUbuntuをインストールしたからと言っても、それでは100%の魅力がわからない。
精々が5%くらい。
そんな状況では「Linux使っています!!」とは言えない。

思い切ってそのマシンに入っているWindowsとは永遠におさらばしよう。
CDを入れて、起動して、HDDをフォーマットする。
それだけでマシンは新しく生まれ変わる。

その新しさへの一歩を踏み出すにはかなりの勇気がいるだろう。
幾万円で買ったPCのうち幾らかはWindows代だろうし、バンドルされているソフトも一緒に消えてしまう。

今は使わないけれどいつかは使うかも知れないと思ってゴミが増えていってしまうのと同じで、いつまでたってもMSの呪縛から抜けられない。
その強い拘りを断ち切るのだ。

そこで思い切ってWindowsへの拘りを断つためのアドバイスをしよう。

今まで使っていたソフトに拘るな。何とかなる。買っちゃったものは仕方ない諦めよう。

脱Windowsを阻止する要素の一つに互換性がある。

「いつも使っているソフトは、使いたいな」
「ワードのほうが慣れているし…」
「いつも使っているフリーソフトたちは使えないのか…」
そんな思いが脱Windowsを妨げる。

そんなことは気にしなくていい。
若者なら一週間でなれるだろう。
イラストレーター使っていた人はそのままは使えないけれど、InkScapeがある。
フォトショにはGIMPがあるし、WordにはLibreOfficeがある。
サクラエディタの代わりにはVimがある。
Eclipseは引き続き使えるぞ。

変化を嫌う気持ちはわかるが、使えるソフトの互換性など一週間使ってみれば瑣末な問題だと思うことだろう。

ただし、以下の様な人はWindowsから逃げられないでしょう。いわゆるベンダロックインみたいなもんだね。

  • エクセル方眼紙の細かい職人芸が必要なビジネスマン ⇒ LibreOfficeだとレイアウトズレる
  • PCゲーマー
  • GyaoとかDMMの動画をよく見る人 ⇒ Linux非対応だってさ
  • Windows依存のソフトを使わないと仕事ができない人

 

既存のUIに拘るな。

ずっと使っているPCと同じ操作ができるようにしたい?
そういう人が多くWindows8を買うことをとどまらせているようだ。
Windows8を擁護するわけじゃないが、新しいUIなんてすぐなれる。

ゲームなんて操作方法毎回違うでしょ。
メタルギアソリッドとバイトハザードとサイレントヒルではそれぞれ操作方法が違うのに、みんな巧みに使い分けていた。
同じようにすぐ違うUIになれるものだ。

Windowsと大きくUIが変わることに恐れることはない。

だが、それでもやっぱりタスクバーは下に欲しいという人のために、xfceやLXDEは優しくWindowsユーザーを迎えてくれるでしょう。
デスクトップ環境を選ぶ自由はLinuxにはある。

周辺機器との互換性に拘るな…とは言っても…

いや、そこは結構こだわりたいところ。
でも安心。
大体ドライブが揃っているので、今まで周辺機器で困ったことはない。
プリンタも動いたし、外付けHDDもそのまま動いた。マウスもキーボードも変わらずだ。
Ubuntuなどの人気ディストリビューションには多くのドライバが登録されていて、おそらく困ることはないだろう。

使い方が変わることに拘るな

UIだけじゃなく、Windowsとは大きく変わる。
インストーラーをダウンロードしてインストールというスタイルは大きく変わって、コマンドでapt-getやyumなどを使ってアプリをインストールすることになるだろう。

毎月WindowsUpdateでパッチ提供をお知らせされることはない。
apt-get や yumでアップデートを調べるのだ。

CドライブとかDドライブとかはない。
ルートディレクトリと呼ばれる場所から枝分かれになってディレクトリが存在しているだけで、他のHDDはディレクトリ(フォルダ)にマウントして使う。

基本的にWindowsとは考え方が違う。
でも、すぐになれるだろう。

使い方が違うことに困らなくてもよい。
Windowsが使えるようになったのだからすぐに慣れるだろう。

CDブートで起動するお試し版で試したあと、Windowsが不要だと思ったら思い切ってLinuxを入れよう

パソコンの環境を壊さずCDで起動してLinuxを楽しめる物がある。
UbuntuやLinuxMintのインストールメディアならばどれでも入っている。
それでまずは試してみよう。
プリンタが使えるか、いつも使っているWindowsのソフトと同じ機能を持つ物を試してみて使えそうか試して、
それらの問題が解決されたら思い切ってWindowsを消してみよう。

すぐにWindowsを無理して使わなくても良かったんだと思うことになるだろう。

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