環境構築の続きをする。
ちなみに前回も言ったけれども、『環境』というのは設備みたいな意味で使われる用語
前回でPythonとEclipseをインストールしたかと思うけれども、
実際に動くかどうかということと、Eclipseの使い方を簡単に説明する。
まず、EclipseはZIPで圧縮されているので、これを解凍して自分の好きな場所に置く。
解凍されたフォルダの中に、eclipseというフォルダがあって、更にeclipse.exeというファイルがあるので、これを実行する。
このようなウィンドウが開く。
プログラミングをする際に、色々なファイルに書いていくことになるのだけれども、
そこの保存場所を管理するフォルダのこと。
任意のフォルダ(適当なフォルダをかっこ良く言いたいときに使う用語)を選んでOKを押す。
こんな『ようこそ画面』がひらくので、ようこその隣のバツボタンを押して、ようこそタブを閉じよう。
右上のように、こんな上の図のようなアイコンがある。
この画像の真ん中の四角にプラスがついたようなアイコンを押す。
『パースペクティヴ』を選択する機能だ。
『パースペクティヴ』というのはEclipseにおいてのモードのようなもの。
今はJava開発形態になっているので、Python開発用に変える。
この中にある『PyDev』というのがPython開発用のパースペクティヴだ。
それを選択しよう
Python実行環境の設定
次はPython実行環境の設定。
Eclipse上で前回インストールしたPythonとを結びつけて、開発をしながら実行もできるようにする。
この開発環境は書きながら試しに実行をすることが楽々できる
上のメニューから、ウィンドウ⇒設定の順番に選択をして、選択ウィンドウを出そう。
設定ウィンドウが出たら、左側の項目の中から
PyDev ⇒ インタープリター ⇒ Python Interpreter を選ぶ。
新規ボタンを押す。
インタープリター名には適当な名前(かっこ良く言うならば任意の名前)をいれる。
インタープリター実行ファイルは、参照ボタンを押して、前回の記事で示したPythonをインストールしたフォルダから『Python.exe』を探して選択をする。
場所は恐らく『インストールしたフォルダ/bin/python.exe』このようになっているはず。
(/はフォルダを区切っている意味 binフォルダの中のpython.exeファイルという意味。今後もこの記法は頻出する。)
設定ができたら、下のライブラリーと書かれているところに項目が追加される。
※自分のPCのユーザー名とか表示されているのでボカしてアップロードしている。
できたら、右下のOKボタンを押す。
プロジェクト追加
Eclipseでは開発単位をプロジェクトと言っている。
プロジェクト一つで一つのソフトを作るという認識で良いと思う。
上のメニューから、
ファイル ⇒ 新規 ⇒ PyDevプロジェクト を選ぶ。
プロジェクトを作る画面が出るので、プロジェクト名を決める。
英数字でやっておくと失敗はない。
というのも今なら改善されているかも知れないけれど、日本語などの全角文字でファイル名とかフォルダ名を書くと動かないことが多々あって、アメリカ人はアルファベットしか使わないから…
だから英数字にしておく。
文法バージョンは3.0にして、
インタープリターはさっき設定した奴にする。
その後は完了ボタンを押す。
Eclipseの画面左側にプロジェクトが追加される。
プロジェクトの項目(画像だとOrenoproject)を右クリックして
新規 ⇒ PyDevモジュール の順番に選択をする。
Nameのところはとりあえずは適当な名前にしておく、Packageはとりあえずは今は何も入れないでおく。
今後、名前の大切さやパッケージについての説明をするけれど今は無視して完了ボタンを押す。
この次によくわからないウィンドウが更に表示されるけれど、それもOKボタンを押して次へ
幾つか色々出てくるけれど、それもぜんぶOK
すべてが終わると、このようにさっき追加した(画像ではmypy)が追加されている。
これがPythonの中心となるファイル。
このファイルにプログラミングをしていく。
特殊なものは何もなく、このmypy.pyファイルは単なるテキストファイル。
では早速プログラミング最初の一歩を踏み出そう
最初の一歩
ではさっき追加したmypy.pyファイルに以下の文字を書こう。
print(“Hello World”)
上の画像のように print(“Hello World”) を書き入れて、
上の方にあるこの緑のボタンをクリックする。
選択肢が出てくるので、Python Runを選んでOKをおそう。
すると、書かれた内容をコンピュータが解釈をして実行をする。
その結果はコンソールと書かれた下の部分に出ている。
そう、さっき書いたものは、標準出力といって
コンソールに(もしくはWindowsならばプロンプト画面に)文字を出力する命令。
短いけれどこれも列記としたプログラミング。
今後はもっと複雑なことをしていくけれども、やり方は今説明したとおりで、
pyファイルに何かを書いて、緑の実行ボタンを押すと実行される。
WindowsならばPythonをインストールしている環境ならば、pyファイルをダブルクリックするだけで実行されるはず。
ただ、printされたHello Worldは文字に出力された後すぐにウィンドウが閉じるのできっと人間には認識は出来ないと思う。
さて今回まではただのまえがきのようなもの、
次回から本題に入る。