ArchLinuxをRaspberryPiにインストール

ずーっとRaspbianでやってきたけれど、Archの使いやすさをラズパイでも欲してきたので
Archを入れた。

昔はラズパイのオフィシャルサイトにArchLinuxのイメージファイルがあった気がして、
それをddコマンドでコピーすれば簡単に終わると思っていたのだけれど、今は違うらしい。
しょうが無いのでArchLinuxを自分で入れなければならない。

やり方は簡単パソコン上でSDカードに必要なものを解凍してコピーするだけ。

ラズベリーパイはインストール時には出てこない。最終的に電源を入れるときに出てくる。

まず、必要なのはLinuxが入ったパソコン(ArchLinuxならなお良い)
SDカード

手順が英語でArchLinuxARMのオフィシャルサイトに書いてあるが、必要に応じて補足説明を入れる。

http://archlinuxarm.org/platforms/armv6/raspberry-pi

 

手順

1

パソコンにSDカードを差し込み、端末を起動して
fdisk -l
とうつ。
SDカードのデバイス名を探す。(/dev/sdXを手順では例にしている。なおsdaは恐らくお使いのHDDで、ここらへんの理解が無いまま手順を進めれば間違って使っているHDDのデータを壊す可能性があるので注意)

2

fdisk /dev/sdX

公式手順ではこのように例が示されている。sdXの部分は自分で差し込んだSDカードのデバイス名になる。

3

fdiskの使い方がそのまま書かれている。

  1. oを押す。
  2. Pを押す
  3. nを押してpを押して、1を選び、*100MBと入力する。
  4. tを押して、cを押す。
  5. nを押して、pを押して、2を選び、デフォルトのままエンター
  6. wを押して書き込む。

4

次はSDカードをフォーマットする。

mkfs.vfat /dev/sdX1

sdX1と1が付いているのはパーティションがわけられたためで、まずは1の方を指定したとおりに
フォーマットする。

mkdir boot

次に上のコマンドでマウントポイントを任意の場所に作って、

mount /dev/sdX1 boot

マウントを実施する。

この領域はブート領域になる。

5

次にその他のデータが入る場所。

mkfs.ext4 /dev/sdX2

ここではsdX2の方を選ぶ。
これはfdiskで作られた二番目のパーティション

mkdir root mount

/dev/sdX2 root

同じように、任意の場所にマウントさせる

 

6

次にマウントしたところからSDカードにOSのtar.gzを解凍したものを入れ込む。
この際にrootユーザーにしなければならないし、しかもsudo経由でもダメ
suコマンドで完全にrootユーザーになろう。
そのあと先ほど作ったマウントポイントのディレクトリがある場所にカレントディレクトリを変えよう。

wget http://archlinuxarm.org/os/ArchLinuxARM-rpi-latest.tar.gz

bsdtar -xpf ArchLinuxARM-rpi-latest.tar.gz -C root

sync

上のコマンドでデータをDLして解凍している。

mv root/boot/* boot

ブートディレクトリの内容をroot/boot/に移動して、

umount boot root

マウントしたSDカードをアンマウントする。

これでOK

あとはラズベリーパイにつなげて電源を入れる。

IPアドレスはルータが自動的に割り振っているものになる。
sshでログイン可能でデフォルトのユーザー名とパスワードは

root : root になっている。

極めて分かりやすいパスワードなので、ログインしたら早速変えよう。

 

 

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