お経を唱えたくても文字を読めない人のために、読んだことにさせる道具がある。
マニ車という。
大陸の方の仏教ではよく使われているらしい。
写真はWikipediaに載っていた放生院のマニ車である。
また関東にも所沢市 西武ドームにほど近い山口観音では本堂を一周するプレイングベルというものがある。
これを回しながら本堂を一周することで一般の人が読むには大変なお経をかなり短時間で読んだことになるという。
この精神は正にライフハック。
日々の労力が必要なことを効率的に行えるようにプロセスを変えていく。
似たような仕組みに、金沢の観音院ではとある日にお参りをすると4万6千日分のお参りを行ったと同じ効力が得られるらしい。
もうここまで来るとルター的な人が日本に居たらどうなっていたことか。。。
でも、全自動とか1回で何日分とかそういうプロセス軽減の仕組みはプログラマの端くれとしてはワクワクする。
僕も作ってみた
こういう仕組みをもっとコンピュータに取り入れるべきだと思った。
いくらカラクリで何回分とかやっても結局自発性が必要だし、手首のスナップとかそういうのが必要だ。
そういう物理的な大変さをもうプログラミングで解決しよう。
定型的な作業を行うのはコンピュータの得意とするところだ。
そこで仮想的にマニ車を回したことにするmaniコマンドを作った。
https://github.com/Sturnus-cineraceus/manipy
コマンドを叩けば適当な回数回してくれる。
それだけのコマンドだ。
オプションをつければ色々表示される。
おすすめの使い方はcronに仕込んで決まった時間にお経を上げること。
マシンルームに御札とか張っているけれど、マシンのソフトウェア部分にもそういう神仏に訴える何かは必要だろ?
バグが減ったりするかもしれない。
使い方はgithubを見てほしい。
大企業での導入お待ちしております。