ブログをhttpsに変えてから10日くらいたった。
当初懸念していたことはそれほどでもなく、あまり気にしていなかったことに時間がかかった。
やってよかったこと
まずメリットをいう。
と言ってもそんなにない。
管理コンソールに行くときのセキュリティが強固になった。
少しhttpsのサイトはgoogleの検索結果が有利になるらしい。
http/2に対応するためには実質httpsじゃないとダメらしいので、今後のことを考えると良いかもしれない。
アドレスバーに鍵マークが出るので、安心なサイトっぽく見える。
ちゃんと運用されてそうにも見える。
ソフバンとかのキャリアが実施する通信最適化で、勝手に画像圧縮などをされない。
以前、変なwifi業者が変な追跡タグとか入れたりしたことがあったがきっとそれも防げる。
PVはかわったか?
以降前に懸念していたことは、PVが減るのではないかということだ。
urlがhttpからhttpsに変わるので、googleを始めとする検索エンジンでは別のサイトということになる。
重複サイトとしてランクが低くなるのか?
被リンクが少ないから低くなるのか?
そういう懸念があったけれども全く発生しなかった。
自分が対応した手段は2つ。
一つはhttpでアクセスしたらhttpsのurlに301リダイレクトさせた。(恒久的な移転を意味する。)
前のURLでアクセスしても自動的にhttpsに変わる。
もう一つはhttpsのURLもウェブマスターツールに登録をした。
それだけで次の日くらいから順次googleの検索結果がhttpからhttpsに置き換わっていった。
特段検索ランクも下がっているわけでもなさそうだ。
たとえばArchLinuxで検索すれば、我がブログは結構上位に出てくるのだけれども
今も同じように上位に出るし、結果もhttpsのURLになっている。
混在コンテツが多いし、使えないプラグインもある
混在コンテンツとは、httpsのページにhttpでアクセスしている画像やスクリプトがある状態。
せっかくセキュアな通信にしているのに一部セキュアじゃないコンテンツが混ざっているので、アドレスバーに警告がでる。
鍵マークにペケマークがついたりしていて、ちょっとあまりよろしくないように見える。
自身のサイトにリンクしているコンテンツは簡単だ。
WordPressのプラグインでimgタグやscriptタグなどを相対参照に置換していった。
ただ、ブログパーツやプラグインではよろしくないことが発生。
たとえばhatenaブックマークのランキングウィジェットはhttpsに未対応だった。
代替手段がないので、しかたないけど撤去した。
SNSへのシェアボタンを表示するプラグインが未対応だった。
各SNSサービスのシェアボタンではhttpsに対応しているものが公開されているけれども、そのプラグインは動的に切り替えてくれなかった。
これは各サービスから個別にボタンを取ってきて自分で配置することにした。
はてなブックマークのブクマ数がなくなった
httpとhttpsは別のURLだから、はてぶも別扱いになっている。
だから全記事すべてまっさらになってしまった。
しかも、前のコメントも簡単には見れなくなってしまった。
これは我々にはどうすることもできない。
せめて数だけでも統合してほしい。
しかしこれは僥倖だとおもおう。
以前バズった記事が再びホッテントリ入りする可能性もあるということなのだ。
それ以外は変わったことはない
移行時に困ったブログパーツや混在コンテンツは一回がんばればいいわけで、
httpsになったことによるデメリットというのはブクマ数くらいだ。
新しくブログを始めるときに、ブクマ数もすくないだろうから、すぐにhttpsに変えてしまうのも良いかもしれない。
あとは一年に一回くらいの更新作業があるだけ。かかる費用も年に1000円程度だ。
今のところ目立ったメリットはないが、そのうちhttpsが必須になったり、酷いキャリアが変に改竄してくることが横行するようになったときのことを考えれば、今やってよかったと思う。