スマホをみたらTwitterの通知が大量にきた!
すわ!炎上か??と思ったが、違う。
6年前にしたツイートを著名セキュリティ専門家のひろみちゅ先生にリツイートされていたのだ!!
Twitterやって数年、こんなことは初めてだ。
一個一個のリツイ数は少ないけど連続ツイートが並列的にリツイされたから通知すごかった
PCを安く買うために入った某PCショップのなんたらパックでレンタルした無線LANの機器、WEPキーが隠されている!接続するために店に行って幾らか払うらしいwwww何というぼろい商売 まあ、買ったPCにあらかじめ設定してくれたのがあるから、分かるんだけどね…
— 聡太郎 (@glorificatio) 2010年7月19日
今話題でニュースを騒がしている某PCショップ騒動の一環で昔のツイートが掘り起こされたのだろう。
あれはまだ震災前のことだった。
当時、まだADSLの回線で光回線が欲しかった。
ちょうど家族共用PCが経年劣化でお釈迦になったところだったので
某PCショップで回線とセットで安いノートPCを買ったんだ。
僕は某PCショップのことをそれなりに品揃いが良いいい店だと当時は思っていたんだ。
プロバイダとは別に某PCショップのサポートパックに入らなきゃいけないけれど
マカフィー2年分と、wi-fiルーターが無料でついてきて、その間の修理などのサポートがついてくるというパックだった。
このルーターが曲者だった。
形状がラグビーボールにそっくりだったから、ラグビーボールって呼ばれている。
数年前のことだから思い出しながらなので細かいところは微妙に間違っているかもしれないが、
大筋はあっていると思う。
買って帰ったらPCは親切にもう接続設定がされており、ラグビーボールとつながってくれた。
ここまでされてしまうのは嫌だと言う人もいるかもしれないが、まあ僕は安いPCだったしそれほどとは思わなかった。
当時はまだスマホとかまだ出てなかったから(IS01が数カ月後に発売された)
それほど接続する機器はなかったけれども、PSPとかは接続したかったので
渡された書類やラグビーボールの裏面などをみて、SSIDとキーを探してみた。
キーがどこにも書いていない…
「接続するためには、店頭に持ってきてください。
○台までなら無料です。」
とか書いてあった。
ははは、それは初心者のためのものだろう…
と思ったがどこを探してもキーがない!
SSIDはわかった。
買ってきたPCが接続しているので分かる。
じゃあキーは??
なんとWindows7はキーが*で隠されていても、キーを表示するというチェックをつけると内容が見えたんだ。
そのおかげでキーがわかった。
つながったのは良いが、WEPだったんだ。
WEPは解読される脆弱性が報告されていて、当時も使わないほうがいいというものだ。
これは酷いと思ってサポートに電話をした。
- キーはどこにも書いていない。自分で接続できないのか?
- WEPは脆弱性が報告されている。もっとセキュアなものは設定できないのか?
- ラグビーボールの設定コンソールはあるみたいだがそこのパスワードがわからない。おそらくそこでMACアドレスフィルタリングとかできるのだろうが、それをしたい。
それの答えが確か、
- キーは安全のためお客様でなくてサポートが行います。○台まで無料です。
- 現状でお渡ししているものはWEPになります(※ココらへんの受け答えはうろ覚え)
- お客様が設定をされてはセキュリティ上危険ですので、設定はしないでください
おいおい。どういうことだよこれ…
無料は良いけどとんでもないラグビーボール渡してきたなこれ…
WEPはレンタル機器の対応が遅れていたとして百歩譲って仕方ないにしよう。
でも、キーを隠して店頭に持ってこさせる方法しか案内しない。設定はさせないってのは驚いた。
macアドレスフィルタリングとかで接続する機器を制限したり、
DHCP除外でIP固定設定とか、
それなりの人がよくやっていることができないんだ。
僕は機器ごとにIPを固定しておきたいタイプで、それで機器別に静的設定をするのはいやだった。
ルーター側で固定にしたかった。
だって、ルーター側で払い出されたIPと静的IPが衝突するかもしれないから、ルーター側で固定化するというのをやっていたんだ。
自分がやりたいネットワークの設定が許されないのは納得が行かなかったため、当時ツイートをしてしまったのだ。
しかもデスクトップは有線LANで繋いでて、ノートはWI-FIだったんだが、
このセグメントが違ってた。
192.168.111.0/24 がwi-fiだったかな。有線側が192.168.0.0/24でセグメント越えて通信ができなかったような気がする。
FTPでデータやり取りができなくてなんだよーとか思った記憶がある。
なんやかんややってつながった記憶はある。(静的IPにしたかもしれない)
そこは思い出せない。ただ困ったことしか覚えていない。
で、結局ちゃんとしたルーターを買って、ラグビーボールは使わなくなった。
で、ラグビーボールには緊急地震速報の機能がついてた。
震災の頃には電源切ってた。
でも使ったところで埼玉には速報なかったけどね。
結局そのサービスパックは余り役に立たなかったけれど、ノートPCの月賦のつもりと、マカフィー代だとおもって払った。
それにいま騒がれているような酷い金額ではなかったんだ。
ホンの数千円だったから、あのPCの相場だと、24回払いだったらそれくらいの月額料金だったとは思う。
それに、今騒がれているような年縛り地獄みたいなことはなく、2年後にさくっと解約できた。
だから、自分は損したとは思っていなかったが
レンタルされたあのWI-FIルーターはとてつもなく面白い代物だった。
今はあの設定させずに店頭にこさせるシステムはやっているのだろうか?