WindonsとUbuntuで同時に同じ家計簿を編集できる。
以前、僕はGnuCashというソフトウェアを紹介した。
今回はその実践的な使い方。
使い方イメージ
Linux(Ubuntu系)とWindowsが家に二台あって、LinuxにインストールされているMySQLにLinuxとWindowsが接続して
家計簿を使う。
欠点はLinuxのPCが起動していないとWindowsから家計簿を編集できない。
ちなみにUbuntuユーザー宛にかいてあるから、CentOSとかだとちょっと違う。
あと、GnuCashはGNOMEアプリなので、GNOMEじゃないと動かないかも。
Cinnamonだと問題なく動いている。(GNOME3に依存しているらしいから)
MySQLとGnuCashの準備
MySQLのインストールは前回の記事を参照してね。
GnuCashのインストールは、ソフトウェアセンターで『GnuCash』と検索して、インストールをして。
その際にMySQL用のアドオンの選択も忘れずに。
データベースの用意
MySQLにrootでログインしてデータベースを追加します。
rootユーザーでのログインなどは、前回の記事を参照してね。
データベース名は何でもいいけれど、とりあえずgnudbって名前にしておく。
create database gnudb;
ユーザーの用意
rootでログインしておくわけにも行かないので、GnuCash用のユーザーをつくる。
ローカル用とWindows用に作っておく。
ちなみに、PCはすべて固定IPにすることをおすすめするよ。
GRANT ALL PRIVILEGES ON gnudb.* TO gcashuser@"localhost" IDENTIFIED BY 'passo' WITH GRANT OPTION; GRANT ALL PRIVILEGES ON gnudb.* TO gcashuser@"192.168.0.%" IDENTIFIED BY 'passo' WITH GRANT OPTION;
一行目はローカル用、二行目は他のPC用のユーザー、%はワイルドカード
IPについてはそれぞれの家の規則に沿ってきめてください。
パスワードは例としてpassoとした。
お好きなパスワードを入れてね。
GnuCashをMySQLに接続
GnuCashを開いて、『ファイルを新規作成』を選択して、適当に次へを押して保存の項目へ移動する。
データ形式をMySQLにする。
ホストは接続したいIPか同じPCならばlocalhost。
あとは自分で決めた名前やパスワードを入れるだけ。
あとは、入力したデータは随時データベースへ反映される。
すでに作成されたデータベースへの接続は、新規作成ではなく開くを選択して
同じような接続情報を入れるWindowが表示されるので、同じように入力をする。
ちなみにWindows版のMySQLの入力フォームはなぜか文字やカーソルが表示されない。
見えないけれどちゃんと文字は入力されている。
フォームを移動するときはTABを使って、全部入力できたと確信したら開くボタンをおしてください。
ポートを変えた場合は、ホストの後に:(コロン)で区切ってポート番号を入れてね。
ex. 192.168.0.12:3333
あとは入力をするだけ。
MySQLなのでデータの整合性や一貫性は優れているでしょう。
だから別のPCから同時に編集しても大丈夫。
前はDropBoxでXMLの共有をしていたけれど、やはりDBが一番手軽でいいね。