なんかパン屋というキーワードが急上昇しているので、どういうことなのだとおもったら、
道徳の教科書のパン屋がでているシーンを、愛国心的なところから和菓子屋に変えるようにダメ出しをしたというニュースがあったようだ。
NHKのニュースではこんな感じ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170324/k10010923111000.html
小学1年生のある教科書では、申請段階では、物語に友達の家のパン屋を登場させていましたが、「国や郷土を愛する態度」などを学ぶという観点で不適切だと意見がつけられ、教科書会社は「パン屋」を「和菓子屋」に修正しました。
パン屋は不適切なのか…
不適切と言う言葉にはグラデーションがあると思うが、どのようなつもりで和菓子屋に差し替えたのだろうか。
1.パン屋はダメ
2.パン屋より和菓子屋のほうが適切
3.和菓子屋が何よりも最適
さて、どれだろう。
そのどれでもいいのだが、愛国心って道徳の教科に必要な要素なのか?
日本に住む人同士ということで文化を知ることは必要だけれども、愛するという態度まで目標に入れるというのは、自由主義の僕としては気持ち悪いと思う。
そもそも、愛国心ってのは日本のものだけに囲まれているだけで育つものでもない。
近年は多様性の時代でもあるし、色々な文化圏の人も日本にいるだろう。
だったらもっと色々ごちゃまぜにしてしまえばいいじゃないか。
自分の住んでいる街には、和菓子屋の他にインド人がやっているカレー屋や、ブラジル人が働いている工場、中国人が働いているサーバー屋さんがいるし、パパさんが働いている会社のCEOはアメリカ西海岸からきたおっさんなわけだ。それらを含めて僕らの住んでいる街なわけで、日本が日本だけのものでなりたっているわけではない。
そんな枝葉末節に拘っていないで、日本のことを知る主題の方でガッチリやればいいじゃないか。