ファイル圧縮というのをご存知だろうか?
もちろん知っているだろう。
日本に住んでいる人に「四国って知っているか?」と聞くくらいのレベルだ。
「何を言っているんだ?パソコンやネットをやる上で常識だろう」
そう思うだろうけれども、今時ファイル圧縮なんてそんなに使っているか?
圧縮とは、コンピュータのファイルの容量を小さくしたり、複数のファイルを一つにまとめたりする。
メール送信をするときには転送時間が長くなるのでファイルを圧縮しておくるし、ちょっと神経質な人ならばパスワード付きの圧縮をしてメールするかもしれない。
パソコンを使う日常でよく見られる風景だ。
ファイル圧縮みなくなった。そもそもファイルってなに
でも、圧縮自体もうほとんどやらなくなったなと思う。
そんなにみんな圧縮しているか?
そもそもメールという媒体はほとんど使わなくなったなと思う。
仕事ではかろうじて残っているけれども、プライベートではほとんど使わない。
ましてや添付ファイルをつけるというのは全然見ない。
LINEなりなんなりでメッセージは交換するし、
個人がファイルを交換する。
今日のコンピュータに見られるフォルダやファイルという仕組みは、スマホのみ使用する人たちには馴染みがないものなのだろうと想像できる。
文書や写真などはアプリの項目になっており、実体はすべてクラウド上か内部にあるが、どのように管理されてているかはユーザーからは隠されている。
だからそれが複数のファイルでできているとか、ファイル自体の容量がどれくらいかだとかはあまり気にしない。
スマホのストレージ容量はユーザーにとっては切実な問題だけれど、それはクラウドに置くか削除するでしかない。
それにすでに圧縮されているし
パソコンを使っていて、フォルダやファイルに馴染みがある人にとってもあまり見なくなっただろう。
豊富なストレージであるし、パソコンの方でもファイルでものを持つと言う場面も減ってきている。
Googleドキュメントに文書をおいたり、クラウドに写真をおいたりと、パソコンの中においておくよりかは楽になってきている。
よしんばファイルで置くものがあったとしても、ファイル自体がすでに圧縮されている。
jpg、PNG、MP3、xlsx、なんでもかんでももう圧縮された形だ。
実際はzipなどは縁の下の力持ちでいろんなファイル形式になっていたり、gzipは通信を圧縮したり、色々なところで使われてはいるのだけれども、
ユーザーが生活で目にすることももうなくなるんだろう。
僕は大量のソースコードが書かれている複数のテキストファイルを効率よく運んだりするのでよく使うけれども、もうそういう一部の人しか使わなくなってしまった。
一方でサラリマンたちはメールと圧縮ファイルで日々データを送受信している。
無形文化財的に圧縮ファイル仕草はそれらの儀式では生き残るかもしれないな。
未来予想
新入社員で圧縮を知らない人たちが入ってくると思うが、
それは程よく整備された良い世界の人たちであって。
我々はユーザー側がデータの容量考えなければならない非効率な時代故に圧縮を知っていたので、
知らないからってバカにしてはならぬよ。
それにすでに一般ユーザーにおいてはサラリマン儀式でしかzipなぞ使わないのだから、もう誰もが知らなくても良いと思う。
我々プログラマなどがユーザーさんの知らないところで使うから