ネットではリボ払いは危険と言う話題は定期的に上がる一つのジャンルとも言えるネタだ。
今日も、はてなブックマークで話題になっていた。
かいつまんでいえば、返済額は毎月一定金額にすることができる。
なので、大きめの買い物をしたときでも分割より毎月の返済”は”低く抑えられる。
でも、毎月の支払額が一定なので、毎月定期的にカードを使う場合は借りたお金は増えるし、返すお金は一定なので減らないということになる。
ガツンと大きめの金額を買って、少しづつ返すとかだったら良い使い方だろうけれども、それにプラスして光熱費とかをカードにしたら恐ろしいことになる
エクセルもどきでシミュレートしてみた
例えばガツンと30万を借りたとしよう。
現在相場の年利は15%らしい
残金に一ヶ月ごとの残金に0.15*30/365を掛けた数値を金利とする。
すると、38ヶ月で払い終わって
7万7千円が金利手数料として余計に払うことになる
これは30万を借りて3年間なにもカードを使わずにちゃんと計画的に支払っている自分をコントロールできている人の例
現実的な地獄をシミュレート
リボ払いでうっかりやってしまった人の例をネットで見てみると
毎月の明細を見ない。よく考えないでカードで支払っている。そもそも返済の方式を詳しく考えていない。
といったところがあるので、
ドカンと大きめの買い物をした数カ月後に、「ちゃんと支払ってるし大丈夫だろ」という謎の楽観により地獄が始まるわけだ
ありそうなパターンとしては、まずちょっと大きめの買い物をする。
パソコンが壊れたので家電量販店で新しいやつを買ったということにしよう。
店員さんが勧めた良いやつは15万円もした。
毎月の支出を増やしたくないのでリボ払いっつーのを選択した。
はじめの頃は頑張って支払っていた。
たまに財布忘れちゃった時とか、細かい金額をカード使ったけれど、
1万未満だと記憶に残らなかった。
パソコンを買って一年後に、15万のパソコン代も1年払い続けて来たからもう返済終わる頃だと勘違い。
実際は半分ほど残っていたのだ。
でも、1年前の事だし、そろそろ大きめの買い物したいということで
新型ゲーム機を買った。
さらに、電気代の支払いか何かをカードにすると安くなるとかいうのを鵜呑みにして、支払いをカードにした。
カードの明細を特に見ていないで、最近電気代安いなーなどと思いつつ毎日を過ごす。(簡単に毎月1万円ということにした)
新型ゲーム機を買ってから一年後に、海外旅行に行った。
更に一年後に、なんか大きめの買い物をした。
電話代かなにかをカード払いに切り替えた。
明細を見ていないから特にきにしていない。
ここらへんになってくると残金がだいぶ凄いことになってきた。
でもこいつは明細を一切見ない。
毎月支払う金額がだんだん強気になってきた。
給料が上がったんだ。
所得上がったうえに、毎月返済額が定額なので現金の減りが見かけ上すくなくなっていた。
だからちょっと強気になって色々買った。
たまにはカードでつけたりした。
そんなこんなで平均2万で、1年に一回はちょっと多めにはらうようになった。
カードを使い始めてから5年目。なんと借金は80万円になった。
60ヶ月目の金利は9888円だ。
支払額はすべて金利にまわっているようなものだ。
あるとき恋人か家族に不審がられ明細を見たらこんなことになっていたとはじめてしった。
それ以降カードを使わないようにした。
だが返済はそのまま定額で過ごすことにした。
それから月日は流れ…
ついに完済する日がきた。
426ヶ月目。
80万の借金があることを知った日から数えて、30年半の月日がたっていた。
あの時29歳だあったこいつは、あと少しで定年を迎えるおっさんになっていた。
支払った金利は311万円。
カードで使った金額は114万円
5年目のあの日からほとんど金利ばかりを払う状況になっていたのだ。
現実的には
実際にはもっと早く気づくかもしれないし、
80万残が発覚してから返済金額をもっと上げて、借金を終わらせるようにするだろうけれども、
それでも80万。その半分の40万でも20万でも10万でも、家計には無茶苦茶きつい金額だと思う。
金利が増えていくのも怖いというのもあるし、
まだこんだけ残っていると感じるのは、負担感は相当出ると思う。
払っていると思ったら思いの外残っていたと言う状況は、正当に返済していたとしても
借金膨らんでる感は倍増すると思う。
だから、毎月いくら支払っていくら残っているのかをちゃんと考えよう。
ちなみに僕は一括払いオンリー。