新元号の発表が一ヶ月前になったようだ。
文字を入れ替える程度なら、あらかじめ作っておいて、新元号がわかった時点で設定を変えて表示をさせればOKではあるが、
神経質なところでは全画面チェックなどをするので一ヶ月では無理というところもあるだろう。
合字(㍼や㍻など2つの文字を1つにした奴)はあらかじめ割当先は決まっていても、文字自体ができていないので入力できない。
だからこれも直前にどうにかするしか無い。
ざっと考えただけでこれだけめんどくさそうなことがすぐに思いつくが、
政府がどんなサプライズをするとみんな困るか考えてみよう
三文字以上
みんな2文字だと思っているでしょう。
でも千年以上前には神護景雲などの四文字のパターンもあった。
なんかそういう昔ながらみたいにしたいとかいう願望が政府にでちゃって、四文字にしちゃうかもしれない。
そうなったらもうおしまいだ。
データベースのテーブルの長さは漢字2文字だというつもりで作っているので、一気に作り直しだ。
もう無理
頭文字がSかHになった。
昭和のSや平成のH。これを文字情報としてテーブルに持っている運用をしているところがあるかもしれない。
そこに新元号が例えばHとかで始まるやつだったら、もう平成とかぶりまくり。
そうなったら今が何年なのか判別ができなくなる。
平成元年と新元号元年が同じ年として処理されてしまう!
漢字が第4水準とかのマイナー漢字
マイナーすぎる漢字でメールに表示されませんという企業がでる。
さすがに常用漢字にうるさい国のことだから無いかもしれないが、
「正式ではこうです。常用ではこっちを使って」とかいう離れ業を使う可能性もなきにしもあらず。
「うちは正式な元号で登録したい!!」→文字コードの制約でテーブルに格納できませんー
という未来もあるかも。
こんなことはありえないけど
実際こんなことはありえないとはおもうけれど、一ヶ月前は遅すぎ。
西暦や平成を併用しろという話になっているが、
平成を使い続けると、ある伝票とある伝票が同じ年なのかどうかを後々に集計するときに非常に困る。
実際、内部処理を西暦にすれば問題ないのだろうし、それが唯一の日付処理の方法だが、それは今現在だからいえることであって、昔ながらのところだとやはり古い元号処理でのこっているところはあるとおもう。
そこに後一年未満に西暦に処理を変えろというのも困難であるし、
平成を併用というのも後々禍根を残すだろう。
元号を使い続けているシステムであれば早めに分かればそれが一番いい。
陛下がご自身の崩御で社会が混乱するということを見越してのご決断だったろうに、それを台無しにするなんて。
結果的に元号離れを加速させているし。
これでよく保守政党と言えるもんだよ。
だが、昭和100年問題とかいうものも一部ではあるので、この機会にレガシーな日付処理は駆逐されるべきではある。