前回の調査で、全国の市町村区のhttps対応状況を調べた。
常時httpsのサイトはたった7%で、両方アクセスできるところが35%。
ほとんどがhttpだけという結果だった。
前回は7月末の調査だった。
今はhttpでのアクセスをchromeですると、警告が出るようになって、
報道でも『遅々として進まぬ対応』みたいな煽りがでているので、一ヶ月の間に状況が変わっているかもしれない。
ということで情報を最新にするためにもっかい回してみた。
なお結果のCSVはgithubにあげている。
https://github.com/Sturnus-cineraceus/MunicipalityList
httpsの対応状況
今回の調査結果
こっちが前回
ほとんど変わらないけれど、httpのみのサイトが若干減って
常時httpsのサイトが10も増えた。
両方アクセスできるサイトも増えたが、両方アクセスサイトは正直意味ないよな。
もう少しデータが揃えば折れ線グラフとか使って状況を月別に出していこうかと思う。
両方アクセスできるサイトは意味がないことについて
余談だが個人的に両方アクセスできるサイトは意味がないと思う。
httpのみのサイトよりはずっとよくて、利用者に選択肢が与えられているということで良いという面もあるとおもうが、
じゃあそれだったらhttpsで良くないかと思う。
httpっていうのは、古い鍵を使ったダメダメなhttpsよりも劣っている状態なわけで、むしろ脆弱性のあるhttpsよりもダメな状態だ。
それを両方できる状態にしているというのは、バッグドアを公式で用意しているような状態だとおもう。
httpだけサイトはもっともダメだけれど、それは今後直していくしかないけれども
両方アクセスできる状態なら良いかという感じで放置するサイトがないか、むしろそっちが心配ではある。