平成ネット史(仮)という日本におけるインターネット文化の総まとめ的番組が、お正月にNHKでやってたのだけれども、
絵文字はemojiとして海外でも通用する日本語になっているという話を聞いた。
つまりtsunamiとかkaroshiなどと同じレベルの日本発世界共通の単語になっている。
そこで思ったんだけれども、emojiってemoって頭についているが、
emotion(感情)という単語と似ていてアメリカ人はemoって意味がemotion発って勘違いしてそう。
絵文字と顔文字の違い
そもそも絵文字と顔文字って2つ似た概念があるけれども、どう違うのかというと、絵文字ってのは😉とか文字自体が絵になっている文字だ。
一方顔文字というのは記号を組み合わせて顔を表現したやつのこと。
\(^o^)/とかあるし、英語圏では顔を横に向けた感じで表現して :D などで笑っている感じを表現している
絵文字が登場する前から顔文字は顔を表現する方法として各文化圏でそれぞれ自発的にでてきたユーザー発の文化だけれども、
絵文字というのはDocomoが顔文字に変わる表現としてアイコンをケータイのメールとかに付けられるようにしたことが発祥になっている。
最初は同じ携帯キャリア間での閉じた世界のみで使える独自のものだったけれども、人気から他の携帯キャリアも使うようになった。
でも、携帯電話で絵文字をパソコンにメールしようものならば表示されなくなってしまう。
ところが絵文字が普及し始めるとUnicode化する動きになってきた。
Unicodeとは文字コードの規格の一つで国際的に1番普及しているもので、国際標準化もされている。
つまり国際化されたわけで、現在AndroidやiPhone その他のブラウザでも、デザインは違うけれども意味しているものは同じ絵文字を見れるようになったのも国際化されるくらい普及したためだ。
絵文字は世界のemojiになったというわけだ。
なお、顔文字を英語ではemoticonと呼ぶ。
emotion(感情) + icon(アイコン)を組み合わせた造語になっている。
偶然だが、emojiとよく似た単語になっている
やっぱりemojiのemoはemotionだと思っていた
英語版wikipediaのemojiの記事を見てみよう。
the resemblance to the English words emotion and emoticon is purely coincidental.
https://en.wikipedia.org/wiki/Emoji
わざわざ書いているね。
似ているのはただ似ているだけって
日本人としては自明のことだけれども、
自国の言葉由来だと思ってしまうほどピッタリくるほど普及してしまうというのも嬉しいものだね。