僕の妻が先週の土曜日の朝に、10時から手伝ってほしいと朝言ってきた。
妻は、イケメン的な俳優が大好きでご多分にもれず刀剣乱舞の舞台が大好きという人で、数多くの舞台にいったりしている。
刀剣乱舞の舞台はとても人気で、いつも手に入れるのが大変だというのは知っている。
妻も前回のときに抽選、一般でチケットを用意することができず、当日に劇場に行き、席が余った場合(ダブ屋行為で入れない人とか)抽選で当日券が買えることもあるらしいが、それにも引っかからなかった。
今回も抽選に外れて、最後の戦いとして一般販売に挑んだ。
当日券求めて劇場に行くのは結構精神的にもつかれるそうなので、なんとしても一般で手に入れたいそうだ。
そこで、機械の操作が早く効率的な行動ができる僕に白羽の矢がたった。
どのようにして一般で買うことができたか
結論からいうが、一般でチケットを買うことができた。
一般販売は先着で、決済できたモン勝ちというシビアな世界なので、僕は作戦を考えた。
パソコンを使うことにした
スマホのブラウザだと、戻り機能が微妙だったり、
複数タブの操作が煩雑だったり、
コピペ等の操作で戸惑うかもしれないし、
安定して操作できるパソコンを使うことにした。
ログインは最初にしておく
10時に販売が開始されたと同時にローチケにはアクセスが集中するだろうから、ログインで弾かれる可能性は十分考えられるので、
30分前にログインをしておくことにした。
さらに刀剣乱舞のページに予め入っておき、
10時ちょうどになったらブラウザをリロードするだけで、チケット予約リンクを押せるようにしておいた。
戻っては進み、戻っては進み。
日付、時刻を指定して購入に進もうとすると、アクセス集中しているためにブラウザが503エラーを出してくる。
そうすると戻るボタンを押して再び購入に進む。
特に意味はないが、万が一戻るボタンではセッションが切れるとかそういう動きがあったら怖いので、やり方を変えてみたりもしてみた。
でも、戻るボタンから購入に進むの単純パターンで、購入に進めたので、戻るボタンを使っても大丈夫なようだ。
複数タブでアクセスしたりもした、ただセッションがとっちらかったり、アプリ側が禁止させようという仕様があった場合は怖いので、どっちがいいのかは正直わからない。
そして買えた
ある時、次の画面に移動できることができたので、そのまま購入まで一気に操作をして、決済できてついにチケットを用意することができた。
10時15分くらいだった。
その直前くらいまでチケット残り数は十分残っているように日付選択画面に表示されていたので、まだまだ余裕があったようだ。
経験して思ったこと
この争奪戦、自分が行くわけではないがとても充実した戦いだった。
サイバー戦争さながらのバトルだった。
ツイッターでもトレンドに上がっているほど、多くの人がこの争奪戦に参加していたようだ。
その中で、よく見られた反応としては、
転売ヤーがアプリを使って一般人のアクセスを締め出して、買い占めている。
90%が転売ヤーがかった。
すでに転売がはじまっている(実際始まっていた)
ということだが、実際に触ってみて転売ヤーはかなり少なさそうだなとは思った。
転売ヤーアプリが一般人のアクセスを締め出している?
これは、眉唾ものだ。
決済に進むに当たり、チューリングテスト(買おうとしているやつは人間か機械かを判別するテスト)が実装されており、
あれをパスするにはかなり難しいだろう。
AIなどを駆使したとしても、転売利益より大きな制作費がかかるだろうし、実現可能なのかは疑問だ。
つながらないのは、単にユーザーが殺到しているだけだと思う。
自分が買えなかった運のなさを、誰かの悪意のせいにしたいことは人にはある。
転売ヤーのために自分が買えなかったと思いたいという人が、尾ひれをつけた転売ヤー神話を作り出したと思う。
実際の転売ヤーはいると思うが人海戦術で、僕らと同じようにパソコンの前で争奪戦を繰り広げていると思う。
これを阻止するには、販売サイトだけでなく会場に入るときとかの制限などで潰していくしかないだろう。
良い回線だったらつながる説
スマホやパソコンのインターネットの回線が早かったらつながると思っている人が多かった。
でも、こればかりは仕方がない。
ローチケのサーバーが同時処理できる数が決まっているので、ネットの回線が早かろうが、偶然そのときにリクエストを受けてくれる状態だったときのみページが進んでくれるので、
回線がいいとかはあまり関係はない。
ただ、wi-fiがブチブチ切れるとかは論外なので、安定した接続状態にすることは必要。
ローチケ等のアクセスの上限は意図的に絞っていると僕は思う
アクセスしてもすぐに503になるのだが、今の御時世、急に来るアクセス増加にたいしてサーバーをリアルタイムに増強するとかは簡単にできる。
TwitterやGoogleとかは常にローチケの争奪戦以上のアクセスが集中している。
Yahooやはてなブックマークだってそれ以上だと思う。
しょっちゅう503が出るようなのが続くサービスだったら、すぐに増強させるだろうし、ピーク時との差があるならばアクセス増加に伴ってスケールが変わるような構成などをするだろう。
でもそれをあえてしない選択をしているのではないかと僕は思っている。
たとえば全くアクセス過多にならずにすぐに誰でも決済まで進めるとする。
すると販売開始時点に大量の人員を動員できるやつがいれば、そいつが有利になってしまう。
だが、アクセスしているうちの5%くらいしか先に進めないとすると、
残りの人はもっかい操作をしなければならない。
そうすると開始時に一気にやろうとした人も、ちょっと遅れて入ってきた人も、マシンが遅い人にもチャンスがあるわけだ。
一般販売で先着順ではあるが、ある程度抽選をさせているとも言える。
家電量販店で、朝早く来た人たちが変えるパターンか、開店前までに来た人の中で抽選をするパターンかでいうと、後者のような仕組みにしようとしているんだとおもう。
聞いたところによると10:30くらいまで十分席は余っていたようだし、11時位まででも買えた人がいるらしいので、1時間位まで残るように均しているのだろう。
最後まで諦めずにずっとアクセスし続けるというのが大切だ。