令和最初のゴジラは、昭和テイストを超絶ブーストしたスーパー怪獣プロレス映画(ネタバレなし)

先日見に行ってきた。
いま話題のゴジラ キングオブモンスターズ(以下KOM)

ゴジラ キングオブモンスターズってどんな映画?(予備知識)

KOMは、ハリウッドで制作されたアメリカ版ゴジラ。
2014年にやったゴジラの続編になる。
2017年にやったキングコング 髑髏島の巨神も同じ世界の70年代を舞台にしている
アベンジャーズシリーズみたいに複数の主人公の映画で同じ世界観を共有しているようなもんだ。

アベンジャーズの作品群と世界観はマーベルシネマティックユニバースという名前があるように、
ハリウッド版の一連の怪獣映画には、モンスターバースという名前がついている。

モンスターバースの世界では、
約三億年前のペルム紀の放射線濃度が濃い時代には、放射能を餌とする巨大生物がいた。
近年は地球の奥深くに生息していて、たまに地上に出ていて太古の人類はそれをみて壁画に描いたり神話として語り継いだりした。

1945年以降には、核を人類が利用するようになり再び地上に出るようになった。
戦後の核実験はすべて地上に現れたゴジラを退治するために米ソが行っていた作戦だと言うことになっている。

巨大生物の調査を行う秘密機関モナークは巨大生物の捕獲や監視などをしていたが、ムートーという怪獣を起こしてしまってゴジラも呼び出してしまったというのが、2014年のお話。

今回は、前回の厄災のあとの時代で人類は怪獣の存在を知っており、さらに各地で休眠状態の怪獣が発見されており、全世界的に抹殺が叫ばれているという状況の中、いろいろあっていろいろあるっていうのが今回の映画

令和最初のゴジラ映画は、昭和回帰?

一口にゴジラと言ってもいろいろあるわけだ。
初代ゴジラやシンゴジラなどは、ゴジラの存在を恐ろしく、戦争や災害のメタファーとしているものもあれば、
人類には脅威だが地球を守るための必要悪みたいな扱いのときもあるし、
人類を守る正義の怪獣というときもある。

昭和の子供向けに作られたときのゴジラは、悪の怪獣から地球を守るというパターンが多かった。

今回の映画は、ゴジラは脅威であり恐ろしい存在という軸はそのままにしつつ、
キングギドラなどのライバル怪獣が出てくることから、ヒーロー的な位置に持ってきている。
シンゴジラ的なゴジラではなく、純粋な怪獣同時の戦いを楽しむ映画だ。

まさに昭和のゴジラを、ちゃんと現代風に作り直したというのが今回の映画。
ちょっとぶっ飛んでるところもあるけれど、勢いで乗り切っている感じもいい。

ゴジラマニアが作った古き良き新しきゴジラをハリウッドスタイルでブースト

監督はかなりのゴジラマニアらしい。
だから過去のゴジラに対して相当な敬意を表している。
ゴジラのテーマやモスラのテーマをちゃんと取り入れている。

デザインも現代風に生物らしさが表現されているが、本来のキャラクターを失わせていない。

ところどころにゴジラ作品によくある設定や過去に出たガジェットや設定を出していて、知っている人にはとても嬉しい。

でも古臭くなく、単なる焼き直しでもない。

なんというか、見れば面影があり昔の好きだった雰囲気はそのままなんだけれども、全体的におしゃれにスタイリッシュになった人みたいな感じ。

2014年のころはゴジラを現代に持ってきた感じがあったので、ちょっとおとなしめだったけれども、
今回はかなり可能性にブーストがかかった。
これならメカゴジラとかでても全然違和感ない。
宇宙からきたサイボーグ怪獣のガイガンが出ても大丈夫。

来年が楽しみ

モンスターバースはまだまだ続く。
来年にはゴジラvsコングが控えている。

小栗旬もこれでハリウッドデビューするそうだ。

その後もどんどん出してほしい。
アベンジャーズみたいにバンバン出してほしい!!

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