ネタバレのないヱヴァンゲリヲンQの感想

ヱヴァを見てきた。

まだQを見ていない人のために何もストーリーに関することは言わないように慎重に書いてみよう。

まさに急

冒頭を少しでもバラしただけでも危険。

破の場合は、最終的にアスカが被験体に選ばれるということがトップシークレットになっていて、
パンフも映画を見てから開けるように厳重に封がされていた。

アニメの話と大幅に展開が変わるところで初見者に驚きを与えるためだろう。
つまりアスカの部分からがストーリーのコアのレッドゾーンなわけだ。

今回のQは冒頭すぐにレッドゾーンに突入する。
冒頭を少しでも説明したらもうダメだ。

それほどまでにQは今までのエヴァの作品と全く違う。
序破急と続いた中で、本当に急展開が起こった。

長年エヴァを見ていて、エヴァとはこういうものだと知っている人は混乱をきたすかもしれない。

ネルフがあって、ゼーレがあって、使徒が敵で、エヴァで戦う…
そういうエヴァはもうない。

この展開の驚きはそうだな。
トップをねらえの第一話のテイストで50話まであったアニメがあったとして、
残り2話でトップをねらえ最終話とトップをねらえ2に急展開する。それくらいの急展開だ。

話の本質は同じ?

だが話の本質は変わらない。

旧劇場版の内容をより拡張したという見方もできる。

アニメと旧劇場版の話はこうだ。
ゼーレは人類を影で操る秘密結社で、第一の使徒アダムを胎児に戻すためにセカンドインパクトを起こす。
そしてリリスを使って、サードインパクトを起こそうとしている。

人類補完計画とは、知恵の実を取り込んだ使徒=リリン=人類
生命の実を取り込んだ使徒=他の使徒
があるのだが、リリンにも生命の実を取り込むことで神に近い存在に補完するというのが計画の内容だ。

ゲンドウはそれに賛同しつつも裏でゼーレのシナリオを書き換え自分の計画を遂行しようとする。(ユイとの再開か?)
ゼーレはネルフが暴走したため、日本政府をそそのかし戦略自衛隊を第三新東京市に差し向ける。

エヴァシリーズを使いそこでサードインパクトを起こそうとした。

ゲンドウの計画はレイの裏切りにあい失敗?
ゲンドウの手に埋め込まれていたアダムを取り込み、さらにリリスに取り込まれたレイは人類補完計画の扉となるわけだ。

アンチATフィールドが地球を覆い人類(他の生命も?)は還元され一つの生命に戻ったが、鍵となるジンジがそれを拒絶。

人類補完計画は中途半端な形で終わることとなった。

ゼーレの計画もおそらくQでも変わらないし、ゲンドウと冬月の意図もまたアニメ版とも変わっていないだろう。
ミサトもネルフやゼーレに対する不信感をアニメでも感じていたが、それもQでも受け継がれている。

本質は変わらない。
各々の行動が違い、全く違うストーリーになったんだ。

ぜひ劇場に見に行って欲しい。

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