日本の家電メーカーはいま苦しいそうだね。
物が売れない。
自動車メーカーも同じで自動車を買わない人が多くなった。
買う人も軽自動車を選んでいる。
若者の○○離れとか言われるけれど、単に費用対効果に対してシビアになっているだけだろう
この前、家電量販店に行ったら
ルンバと同じような掃除ロボットを販売員の人に勧められたのだが、
それは空気清浄機付きだった。
正直、要らないと思った。
他にもスマホと連携する冷蔵庫などもあったけれど
どれもあまり要らない。
プラスアルファの機能や価値がついて高くなるくらいならば、
本来の機能や性能が良くて安い方を選ぶ。
高価なものやデザイン性、ステータス性は購買意欲を掻き立てる要因にはならないと思う。
少なくとも30代以下の人はそうだろう。
一つのことを上手くやりかつ安い物がほしいと若い消費者は思っているけれど、
どうもお金を持っているお年寄りには通じていない気がする。
きっと、バブルや高度経済成長期は多機能な製品が売れたんだと思う。
物を持つ持つことによるステータスや、最新商品などきっと売れたんだろうな。
だから同じように、はやりの空気清浄機やスマホ連携などを全面に押し出しているんだろう。
けど僕らは生まれてこの方ずっと不景気と言われて着ていて、
価格破壊された安い者に囲まれてきたから、安く済ますことが出来れば素晴らしいと思っている。
掃除ロボットだったら、掃除機能が充たされていて安い方を選ぶ。
冷蔵庫ならば、容量、省エネ、そして安さ。
5000円足せば新たな機能がつくよと言われても、5000円をケチる。
iPhoneだって64GBよりは32GBの方が売れている。
二年くらい前の流行語ではファストファッションというのがあったけれども、
それは高価なブランドより安くてそれなりのデザインのものを選んでいるってことだ。
機能を取捨選択して、不必要な機能をなるべく少なくして安くすまそうとしている。
そして、高機能な商品があったとしても
買うときは必要に迫られた時だけ。
地デジ化の時とか壊れた時とか
こういう考えは当たり前の考え方だと思っていたけれど、きっとバブル以前の世代は違うのかもしれない。
スマホはなぜ売れたのかという事だけれども
それはインターネットを楽しむ機能に関して、一つのことを上手くやっているからだろう。
パソコンと携帯を一個ずつ持つより、スマホ一個にしてしまったほうが安上がりだと思っている人もいるだろう。
それにキャリア各社がこぞってスマホ優遇のプランを出すのでガラケーよりお得だと言う事もある。
こういうマインドはきっと生来のものだろうから、
中々購買力が向上するってことは無いかもしれないな
名誉とかステータスとか虚栄心をくすぐられるタイプより、
もっと若い人は即物的だから、もっと目に見える効果がわかるものじゃないと買わないだろう。