オープンソースアイドルを考えた

秋元康がAKB48はWindowsではなくLinuxだとか言ったとか言わないとか…

彼の考えるAKB48の思想がGNU/Linuxと似たようなものかはわからない。
ファンと一緒に創りあげていくという意味でそういったのかもしれないけれど、その観点で言えば初音ミクのほうがオープンソース的だよね。

まずLinuxにはLinuxカーネルを使ったOSをディストリビューションとして各自自由に配布できる。
有償だって無償だって構わない。
初音ミクだったら、彼女の歌を各自自由につくって公開できるからオープンソースに近いね。僕はボーカロイドまわりのことはちょっと良くわからないけれど、そんな印象を持っている。
AKBがGNU/Linuxであると嘯くならばやはりコピーレフトであってほしいね。
でも、楽曲はJASRACで管理されているでしょ。
やるべきとは言わないが、Linuxであるとは言えないとおもう。

オープンソースアイドル

というわけで本来的なオープンソースアイドルというものを考えてみた。
といってもソフトウェアのようにソースを共有という事はできないし、ボーカロイドのようなソフトを使うってことじゃ初音ミクになっちゃう。

アイドルの構成や規格をまず決めておいて、それに則ったアイドルをディストリビューションとして配布が可能ってのはどうだろう。
この規格を使って配布を行う場合はこのアイドル独自のライセンスに則らなければならない。
GPLのようなもので、改変配布は自由だけれど自分も第三者に改変と配布の自由を認めなければならない。
だからJASRACフリーにしなければならない。営利目的は可能。クリエイティブコモンズの改変自由 継承 表示みたいなもんだな。

ただいきなり規格だけ出しても誰も乗ってこないから、すごく可愛い人たちでまず元となるグループを結成するわけだ。
たとえばGNU48とかそんな名前のアイドルグループね。
で、規格に則れば誰でもメンバーに成れる。
下部グループ(ディストリビューション)の結成も自由。配布も自由、恋愛も自由。

男であれば参加できないと思われがちだが、そこは大丈夫。
楽曲提供や衣装デザインなどに参加できる。

元となるグループ(GNU48(仮))の新しい企画や、規格の変更にも参加できる。
少数の選挙で選ばれた委員会のような人たちが最終的にアップデートの判断を下して、元となるグループもバージョンアップしていく。
それに応じて下部グループもバージョンアップされる。

収益はどうするか…
全部ボランティアというわけには行かない。
楽曲の配信やCDなどは有償でもいいだろう。ただしコピーはOK

下部グループに成れるためのアイドル育成教室なんかもやっておけばある程度お金集まるかな?

基本的にはやはり寄付ってことなんだろうな。
クオリティの高い可愛い子たちの楽曲やPVや写真を二次利用が自由であるということで企業に働きかけて無償でCMやゲームに利用できるように働きかける。
JASRACフリーなので高い著作権料も発生しない。
そのぶん安くてもいいので寄付をおねがいします。

もし、すでに存在する素材を二次利用するだけではなく受注契約のように一から作るCMにアイドルを使用する場合はこれは有償にしておこう。
無償と有償を自由に選べる。

有償で相手が作った物は改変不可にも可能とかそういうライセンスの幅も持たせたら収益化も円滑に行えるかな。

ネット時代の新しいアイドル

ネット時代になってコピーも配布も容易になったわけで、今までの著作権によるクローズドソースのビジネスは難しくなってきた。

ブラよろとか無償配布OKになったでしょう。
こういうように利用の自由度を増やして、人の目に触れさせた上で利益を得るようなそんなモデルも増えてくるんじゃないかな。
そんな感じでオープンソースアイドルができたら面白いね。

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