本日、確定申告をしに税務署に行ってきた。
平成24年に住宅を取得したのだけれども、住宅取得に関する贈与税の特例と相続時精算課税、それから住宅ローンで減税されるという住宅借入金等特別控除という税金の申告にいってきた。
贈与税について
住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の特例というのは、親からの贈与なら住宅取得に関しては一定額の贈与税を非課税にするという制度。
24年は省エネや耐震など優れた性能をもつ住宅だと1500万まで、一般家屋だと1000万まで
25年は1200万、700万
26年は1000万、500万
これは元々自民党政権時代に景気対策として23年までやっていた特例なんだけれども、民主党政権の時にも24年以降三年間は続けるという事で残された特例。
毎年非課税枠が減ってきていて、今年は700万、来年は500万。親から贈与が期待できる人は早めに買ったほうがいいと思う。
僕は1000万を非課税枠として申告した。
新築で省エネ性能が優れている家だとは思うのだけれども、住宅性能評価書などの評価機関が発行した証明が必要なのだそうで、
僕はてっきり新築時に評価してもらったのかと思ったら、建築会社がしたのはフラット35用の性能評価だけはしたけれど、この特例の証明になる住宅性能評価はしていないという事が判明し、時間がないので1000万までを申告した。
フラット35の省エネ性能の評価基準は同じか近い基準とは聞いたのだけれども、評価の種類によっては確定申告で使えないので、来年申告する人はそこを注意したほうがいいと思う。
贈与を受けたのは1500万。残りの500万はどうするかというと、相続時精算課税という制度を使うことにした。
相続時精算課税について
相続時精算課税は親が死ぬ前に贈与をして、死んだあとに相続税を精算するという制度。
普通ならば親が65歳以上でないと使えないけれど、住宅取得に関しては特例として親が65歳未満でも使える。
相続時精算課税制度の特例での限度額は2500万。
太っ腹だね。
この特例は平成26年12月31日までらしいので、住宅資金の贈与非課税も26年までなので、親からの援助が見込める人は26年中には家を買いたいところだ。
相続時精算課税を選択すると贈与税の基礎控除が無くなる。
基礎控除は毎年110万あるので、普通ならば毎年110万までならば税金がかからないけれど、相続時精算課税にしちゃうと以降の年の贈与はすべて相続時に精算されるようになる。
一度相続時精算課税にすると普通の課税(暦年課税)には戻れない。
毎年贈与がある人は使用するのを控えたほうがいいかもしれない。
相続時精算課税は課税を相続するときに先延ばしにしているだけであって、結局払うことになる。
でも贈与税よりは相続税のほうが控除枠も広いし税率も低いから結果的に無税になるのだけれども、相続税が増税した場合には払うことになるかもしれない。
というか安倍政権の意向だと二年後には相続税は増税する。
僕の場合は、もう贈与は見込めないし、遺産ももう今回の贈与で打ち止めだろう。だから増税したとしても控除枠に収まるのできっと無税。
20年後30年後どうなるかはわからないけれどもね…
エコ住宅や耐震住宅の贈与税非課税枠で1200万でおさまるならば、なるべくそちらを優先しておきたいところだね。
住宅借入金等特別控除について
あと住宅借入金等特別控除というのも申告をした。
源泉徴収票に書かれていることを書類に転記して、必要書類を書けば減税される。
二年目以降は勤務先の年末調整で申告できるんだけれども、初年度は確定申告をしなければならない。
登記事項証明書などで実際に建てたかとかを確認する必要があるからかもしれない。
思ったよりも減税される額が多くてびっくり。結構これはでかい節税ですわ。
必要書類について
必要書類は国税庁のサイトや税務署で確認してくださいってことだけれども、
今日わかったことはひとつある。
贈与税の特例と相続時精算課税で必要な書類はいくつかあるが、この2つの申告で必要な書類でダブる書類は一つにして構わない。
でも、住宅借入金等特別控除はまた別の税金なのでダブった書類は一つにはできない。
ダブって発行したので住民票が余っちゃったよ…
税務署について
この確定申告の時期になると税務署は日曜日でも開けてくれる場所が多いみたいだ。
平日に休みを取らなくてもいいのは嬉しいんだけれども、日曜日はものすごい混んでいる。
僕は電車で行ったけれど、駐車場待ち2時間だったらしい。
10時に並び始めて記入会場には入れたのは12時。
相談員さんがいるのだけれども、人数が少ないので中々見てもらえない。
完全に書き上がるころには2時になった。
完全に記入が済んでいれば出すだけですぐ終わるのだけれども、記入を自分一人でやるのはかなり難しい。
相談員の人に見てもらいながらではないと素人には書くことはできないんじゃないか?
相談しながら書く人が多くいるためかなり混むし、回転率も悪く列が全然進まない。
ずっと立っていなければならないので、倒れた人もいた。
寒空の中並ぶ可能性もある。
とにかく混んでいて、時間もかかるので休めるのならば平日に来たほうがいい。
3月に入ったらもっと混むらしいので、来年行く人は2月の平日に行ったほうがいいでしょう。
※素人の経験談です。非課税枠とか必要書類とか間違っている可能性があります。特例などを使おうと思っている方は国税庁のサイトなどを確認して要件に当てはまるかどうかなどを確認してください。